Case Study
導入事例
2024/03/22
空調制御システム海水ろ過オートストレーナ事例|国立海洋センター
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1.サウサンプトンの国立海洋センター(NOCS)
サウサンプトン国立海洋センター(NOCS)は、「国立海洋学センター(自然環境研究評議会)」のサウサンプトン・パートと、サウサンプトン大学のウォーターフロントキャンパスにある「海洋地球科学部」との統合協力施設です。
世界トップ 5 の海洋研究機関の 1 つである NOCS には、約 520 名の研究科学者、講義サポートおよび航海スタッフのほか、700 名を超える学部生および大学院生が在籍しています。
2.特徴|NOCSの独自冷却システム
NOCSは波止場という立地を活かし、独自の海水冷却システム (SWC) によりエネルギー消費量の削減に貢献しています。この冷却システムは英国唯一のもので、冬の間は海水を利用し、熱交換器を介して間接的に建物を冷却します。センターにはいくつかの研究室と、冬でも冷房が必要な冷蔵倉庫があり、空調制御システムが欠かせません。
サウサンプトンの国立海洋センターでは、HVAC(空調制御システム)システムに海水を使用しています。
3.提案|海水冷却システムにボールフィルターを導入
海水冷却システムは、ドックから採取した原海水を使用しており、私たちは熱交換器の前に自動逆洗型の「オートストレーナ6.18」の導入をご提案しました。オートストレーナはここで、海藻などの海洋ゴミを連続的に除去しシステムの効率を維持することに役立っています。
ボールフィルターはもともと最小限のメンテナンスで動作するよう設計されています。しかしこのケースでは、NOCSの技術スタッフらが必要に応じて調整や清掃を行えるようにするための導入時研修も実施しました。
ボールフィルターのエンジニアが、NOCSに現地指導を行う様子。
4.導入効果
NOCS 環境・エネルギーアドバイザーのキャンディス・スネリング氏は、「このシステムにより年間電力需要が約 5% 削減され、推定年間 117 トンの二酸化炭素排出量が節約されます。また、スタッフや学生にとって快適な環境を維持するのにも役立ちます」と述べています。
5.導入機種|オートストレーナ/自動逆洗フィルター型式6.18
ベースとなる6.18.3の性能を有しながら、10,000㎥の処理が可能な大流量対応モデルです。柔軟なカスタマイズが可能なモデルとなっています
ろ過精度 | 10μm~5mm |
流量 | 100L/分(6㎥/時)~ |
運転圧力 | 0.2MPa~1.6MPa |
出入口接続口径 | 50A~1000A |
ハウジング材質 | 炭素鋼+樹脂塗装/炭素鋼+ラバーライニング/ステンレス |
エレメント材質 | ステンレス(316Ti)/2相ステンレス |
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