2023/08/25

【製鉄所実例】 連続鋳造ラインの冷却水に導入《Outokumpu社》

【製鉄所実例】 連続鋳造ラインの冷却水に導入《Outokumpu社》

1. Outokumpu Oyj(オウトクンプ社)の連続鋳造

オウトクンプは、世界最大のステンレス鋼メーカーの1つです。
英国のシェフィールドにある同社の溶解プラントには、リサイクル材料を再生して年間約 500,000トンものステンレス鋼を生産するSMACC (ステンレス溶解および連続鋳造)ラインがあります。連続鋳造プロセスを使用して、自動車から航空宇宙部品に至るまで、多種多様な用途向けにステンレス鋼が製造されているのです。

2. 冷却水の濾過

オウトクンプの連続鋳造ラインは、24時間稼働。循環している冷却システムの水をスプレーして鋳造ラインの温度を適切に維持し、品質を維持しています。
冷却に使うスプレーノズルの詰まりを防ぐためには、冷却水をろ過し、プロセス内、またはクーリングタンク内に混入したスラッジ、コンタミなどを除去する必要がありました。
以前は、各鋳造設備に対し80メッシュのバスケットフィルターを使用していましたが、現在は、ボールフィルターのオートストレーナ 6.18 10基に置き換えられ、止まることなく稼働しています。

3. 導入メリット(エンジニア Kevin Davisより)

「ボールフィスターのオートストレーナを導入したことで、かつては毎月鋳造工程をシャットダウンし、バスケットフィルターを掃除するために割いていた人員とコストを節約できました。さらに重要なことは、鋳造中、ノズルの詰まりを取り除くためにラインを停止する必要が一度もなかったという事実です (通常は月に1回発生していました)。
ダウンタイムとメンテナンスに多額のコストがかかっていたことを考えれば、ボールフィルターの導入コストは、6か月もしないうちに回収できると見込んでいます。」

4. 導入機種|オートストレーナ/自動逆洗フィルター型式6.18.3

オートストレーナ/自動逆洗フィルター型式6.18.3は、どんな条件下でも高いパフォーマンスを発揮するスタビリティーモデルです。

ろ過精度 10μm~5mm
流量 100L/分(6m3/時)~
運転圧力 0.15MPa~1.6MPa
出入口接続口径 50A~600A
ハウジング材質 鋳鉄+樹脂塗装/鋳鉄+ラバーライニング
エレメント材質 ステンレス(316Ti)/2相ステンレス

※最適な処理量は条件により異なります。詳細はお問い合わせください。

 
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