2023/12/28

対応できる濁度は?【オートストレーナQ&A】よくあるご質問-03

対応できる濁度は?【オートストレーナQ&A】よくあるご質問-03

■Q ボールフィルターのオートストレーナが対応できる水の濁度は?

■A 濁度500ppm(300度)まで実証済みです。

ボールフィルターのオートストレーナは、
500ppm(300度)までの濁度の水を問題なくろ過できることを実証済みです。
ボールフィルターの逆洗方式は洗浄力が高い上、高濁度の状況下では自動的に洗浄頻度を上げて対応します。一時的に濁度が高まった場合にも、入口・出口の差圧によってスラッジの蓄積を感知し、自動的に洗浄頻度を高めます。

【自動洗浄の効果を実証!】大雨後の高濁度河川水


上記は、オートストレーナの圧力差を計測したデータです。
差圧が高い(ストレーナ内にスラッジが蓄積)状態になると、自動的にクリーニングされてゴミを排出し、しっかりと差圧が初期値に戻ることがわかります。
高濁度のスラッジが流入すると、高い頻度で自動クリーニングが作動。濁度が高くてもしっかりと逆流洗浄できているので、水流の停滞はありません。

詰まらせない秘密は、パワフルな洗浄力と洗浄タイミング

【パワフルな自動洗浄】逆流洗浄は「引き剥がして、洗い落とす」

堆積したゴミを洗い流し、除去する「洗浄」のちからは、洗浄の方式で決まります。
ボールフィルターの「クロスフロー逆洗」は、洗浄時にフィルター上部の開口を狭め、圧力差によって濾過工程とは逆方向の高速パイロット流を発生させることで、フィルター全体を一気に洗い落とすシステムです。

機械的に「掻き取る」バスケット型や、一方向に「洗い流す」サイクロン方式と違い、外から内へ・上から下への2方向の高速パイロット流で「引き剥がし、洗い落とす」のが、クロスフロー逆洗です。

流体力学に基づいた「クロスフロー逆洗」だから、差が歴然!

同じ逆洗方式でも、機構が違うだけで、洗浄力には歴然とした差が出ます。

流体力学を利用し、フィルターの上下を開口した当社の機構なら、濾過工程とは逆流の、2方向からの高速パイロット流を生み出して、汚れを完全に洗い流すことができます。

【つまり具合を検知】流れの良し悪しで、洗浄の頻度をコントロール


洗浄能力を決める1つめポイントは、ゴミの堆積度合いを正しく検知して洗浄を開始すことです。
メーカーによって検知の方法は異なります。ボールフィルターは、この堆積度合いを、入口と出口の「圧力差」で検知しています。時刻やゴミの体積・重量、洗浄の間隔に関わらず、流体の流れが悪くなりかけたことを検出し、これをトリガーとして、目詰まりしないうちに自動洗浄を開始します。流れが悪ければ何度でも洗浄を繰り返し、流れが良くなれば洗浄を行いません。最も効率的に、最適なタイミングで洗浄工程をスタートさせるシステムです。

さらに高濁度でも、ろ過可能!

500ppm以上の高濁度にも対応可能ですので、こちらのお問合せフォームからお気軽にご相談ください。

高濁度水ろ過の解決実例はこちら