Case Study
導入事例
2024/04/30
空調制御システム 河川水ろ過のオートストレーナ導入|ヘップワースギャラリー
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1.ヘップワースギャラリー
ヘップワース・ウェイクフィールドと呼ばれるイギリスの観光名所のひとつであり、世界的なアーティストであるバーバラ ヘップワース(1903~1975年)の作品を展示しているギャラリーです。ロンドン市外最大級の規模を誇り、照明や建築にもこだわったこのギャラリーには、歴史的な美術作品や現代美術作品が数多く展示されています。
2.特徴|ヘップワースギャラリーの空調制御(HVAC)システム
絵画やその他の芸術作品は繊細に扱う必要があり、館内の空調管理が非常に重要です。通常このような施設では、地下にあるガスや石油燃料のボイラーを使用して空調管理を行いますが、ヘップワースギャラリーにおいては近くにカルダー川が流れる立地を活用し、河川水という再生可能エネルギーを使用して空調管理を行っています。床下暖房を備えた、「リキッド・トゥ・エア」つまり液体から空気へのエネルギー変換が可能な水冷暖房分配HVACシステムが設計されました。このシステムは、一連のパイプ、熱交換機、ポンプ、制御ユニットなどのシステムを、それぞれ、もしくはすべてまとめて操作が可能な施設管理員によって作動します。
3.提案|河川水の取水にオートストレーナを導入
こちらの導入事例では熱交換器を保護するため、重要度の高いポンプにオートストレーナ6.18の取り付けをご提案。これにより取水する河川水を500μmまで濾過し、熱交換器の詰まりを防ぐことで適切な流量を維持して熱伝導の精度を上げることで、建物の効率的な冷暖房を実現しました。
ボールフィルターのオートストレーナは、逆洗システムでフィルターに蓄積したゴミを洗い出し、ライン外に自動排出。差圧系付きのタイマーによる管理で、完全自動かつ高精度のろ過が可能です。
青い機体が熱交換器の前に取り付られたオートストレーナ
4.導入効果|空調制御(HVAC)システムの寿命を延ばす
ボールフィルターのオートストレーナの性能は、取水した河川水の水質を大幅に改善。システム内に蓄積する汚れが最小限に抑えられ、常にスムーズな運転が可能になりました。さらに熱出力が向上したため、システムの操作性と回生性までも向上しました。
このような理由から、空調制御(HVAC)システムを取り入れる際は、固体除去にボールフィルターのオートストレーナを適切に導入すると、設備寿命が延びると言えます。
さらに、最小限のメンテナンスしか必要としない上、その堅牢性の高さゆえ長年にわたって稼働し続けることができます。
ヘップワースギャラリーのエステートマネージャー、アラン・ロヴェット氏
「ヘップワースギャラリーでは建物の冷暖房に河川水を使用しています。使用する際は事前に河川水をろ過するため、熱交換器に移される前に2つのオートストレーナを通過します。これらはシステムの重要部分であり、微細な破片や粒子が交換ユニットに入ってしまうことを防いでくれます。また、ボールフィルターのエンジニアによる定期メンテナンスによって、常に高水準な状態を維持しています。」
5.導入機種|オートストレーナ6.18
ベースとなる6.18.3の性能を有しながら、10,000㎥の処理が可能な大流量対応モデルです。柔軟なカスタマイズが可能なモデルとなっています。
ろ過精度 | 10μm~5mm |
流量 | 100L/分(6㎥/時)~ |
運転圧力 | 0.2MPa~1.6MPa |
出入口接続口径 | 50A~1000A |
ハウジング材質 | 炭素鋼+樹脂塗装/炭素鋼+ラバーライニング/ステンレス |
エレメント材質 | ステンレス(316Ti)/2相ステンレス |
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